8.世紀末ゲネシス
作詞:宝野アリカ
作曲:片倉三起也
怒りよ
遙か天を裂き走る稲妻の切尖
哀しみ
幾万年前絶えた星の灯の下で
この世界が
生まれたとき
包んだのは
闇と光
どちらだったろう
人はひとり
産まれてくる
暗がりだけ
見つめながら
生きる事が
死に向かうのだとしても
希望よ
白む空にまた昇る黄金の太陽
愛しさ
澄んだ水面へと映る偽りのない姿
喜び
伸ばす手に触れて咲いた葩弁のぬくもり
淋しさ
蒼い夜に浮き墜ちる月の雫の中に
闇へと舞い散れ
光に埋もれよ
この世界が
終わる瞬間(とき)を
抱きとるのは
光か闇
どちらだろうか
どこに消え
逝くとしても
戦い
立ち向かう盾と響く鋼の剣の音
絶望
風が凍りつく荒野跡形もない息吹
怒りよ
遙か天を裂き走る稲妻の切尖
哀しみ
幾万年前絶えた星の灯の下で
闇から舞うのは輝く翼で
光が生むのは美しい無数の影
われわれが
歩む地を
彩るもの
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